鳥居をくぐった。
その瞬間、霧吹きで
水をかけられた様に顔が濡れた。
空は晴天。
雨が降っている気配はない。
セミの奴にやられたか。
いや季節外れだ。
それに奴らは、きっと目標めがけ
一点集中、元気一杯、一直線。
こんな風に汚物を撒き散らしたりは
しないだろう。
また気分が沈む。
神社に行くといつもこうだ。
季節外れのセミに狙われ汚物を
かけられてしまう。
神に拒絶された様な気分になる。
心は強く求めているのに、
段々と足は遠のく。
ブラウン管の中では有名な
スピリチュアルカウンセラーが
微笑みを浮かべていた。
『神社で突然の霧雨』
それは神に祝福されている証拠。
神はそれを知らせる為に霧雨を
降らせているのです。
神のご加護を受けている。
そう、貴女の守護神は天照大神。
セミの汚物は、もしや霧雨?
私は神に祝福されている?
そうか、やはりそうだったのか。
この私が神に拒絶される筈がない。
そう言えば高校の時の担任、
オーラが見える新庄先生にも
『あなたのオーラは綺麗』と
言われていたっけ。
放課後の校庭で、銃の早撃ちの
練習をしていた新庄先生。
CIAに命を狙われていると
怯えていた新庄先生。
今も元気にしているかな?
そうか、そうか、やはりそうか。
私は神に祝福されている
特別な存在だったのだ。
あぁ神様、疑ったりしてゴメンナサイ。
お賽銭を盗んでゴメンナサイ。
おみくじをゴミ箱に捨ててゴメンナサイ。
良い子になります。改心します。
そんな私は大殺界。 イエイ!
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- 2008/06/05(木) 17:19:02 |
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